会社設立の手順

会社設立の方法は、会社法施行前と施行後では、随分と変わりました。
もちろん施行後のほうが楽になったのですが、一番楽になった点は、資本金額の証明です。会社法施行前までは、取引のある銀行にお願いして、資本金の保管証明を出してもらわなければなりませんでした。
でも、そもそも銀行によっては、全く取引がない場合は、この保管証明を引き受けてくれないというところが多かったです。多少の取引があっても断る銀行もあったくらいです。
また、この証明書に発行手数料がかかるのもネックでした。証明書の料金は、銀行によってまちまちですが、数千円から数万円かかる銀行もありました。そして、何より困るのが発行までの時間です。これも銀行によって変わってきますが1週間から中には1ヶ月以上かかるところもあって、以前は、この発行待ちのために設立手続きが全く進まないということがよくありました。

 

でも会社法施行後は、この保管証明を銀行にお願いする必要がなく、自分自身で保管証明を作成すれば足りるようになったので格段に設立までのスピードがあがり、また、費用もその分かからなくなりました。

 

そのほかにも資本金額の規制がなくなったり、商号の規制がゆるくなったり、取締役の人数の制限もなくなったりといろいろと改善された点は、たくさんありますが、ここでは、会社設立の方法について、順番に見て行きたいと思います。

 

 当たり前の話なんですが、会社設立するのに、その会社の名前(商号)を決めなければなりません。会社名によって、その会社のイメージが決定されるといっても過言ではないので、よくよく考えて思い入れのある名前にしましょう!ポイント1 類似商号に気をつける! 会社の名前は基本的には、自由に付けていただいて構わないのですが、例えば、他社がすでに使っているような名前は出来る限り避けるようにしましょう!とくにある程...